面接を受けた後にやるべきこととは?面接の振り返り方を紹介します

2022年12月17日 更新

面接を制するものは、就活を制するといっても過言ではありません。しかしながら、面接後の振り返りを行っている方はどれほどいるでしょうか。

「面接の振り返りは大事だと思うけど、やり方がわからない」、「どんなやり方が効果的なのかわからない」、と思う方が多いかと思います。そこで、今回はそのような就活生に面接の振り返りの重要性やポイントを紹介したいと思います。

面接本番前の対策については、「理系就活の面接対策は何をすればいい?意外と重要な「逆質問」の対策まで解説します」にて詳しく書かれていますので、面接に不安がある方はぜひ参考にしていただければと思います。

なぜ、振り返りが重要なのか

そもそも、なぜ面接を振り返る必要があるのでしょうか。それは、次回の面接をより良いものにするためです。自身の面接での受け答えを客観的にとらえ、良い点や課題を認識し、次回以降の面接に活かしていくのです。

この、「面接→振り返り→面接」を繰り返していくことで、面接での受け答え方のレベルが上がっていくことを実感できます。

振り返り方

準備

面接を振り返るためには、面接前の準備が重要です。何をどう伝えるのかということや、どの部分に最も熱意を込めるのか、この面接の位置づけはどのようなものであるのか、ということをあらかじめ考えておきます。

このように事前に仮説や戦略を立てておくことで、面接の目的や伝えるべき内容が定まります。また、自分の想定と実際のふるまいのずれが明確化されるため、面接後の振り返りがしやすくなるのです。

面接中

面接での自分の発言の内容や伝え方が、準備していたものと合っているかを頭の片隅で確認しながら面接を進めます。
そして、面接官の反応をチェックすることも重要です。どういう発言や伝え方をしたときに納得していたのかや、反応が良くなかったのか、どの発言に対してどのような深堀りの質問をされたのかを覚えておきましょう。

また、面接官からフィードバックを貰い、客観的な意見を改善に活かすのも効果的です。面接の最後には、面接官から「何か質問や言い残したことはありますか?」と聞かれることが多いです。
いわゆる、逆質問ですが、この機会をうまく活用するとよいでしょう。

この時意識したいのが、どのような観点でフィードバックを貰うのかということです。様々な観点がありますが、多くの面接で求められる『印象』『わかりやすさ』の観点からフィードバックを貰うのが良いです。
『印象』は話し方、『わかりやすさ』は論理的であるかということです。「印象はどうでしたか?」、「受け答えはわかりやすかったですか?」というように聞いてみましょう。

面接後

面接直後というのが振り返りには最も良いタイミングです。面接中に感じた良かった点、悪かった点や、面接官からのフィードバックを基に、記憶が鮮明なうちに振り返りをしましょう。

面接後には、

・良い点は何だったか

・悪いと思う点はあるか

・全ての内容が十分に伝わっていたか

・会話が噛み合っていない箇所はなかったか

・あったとすれば、その要因は何か

・よりわかりやすい伝え方や伝える順番、言葉の選定はないか

・自分が話やすい内容、また、話しにくい内容は何か

・話しにくい要因は何か
など、自問自答してみてください。

これらは自分の頭の中で振り返りをするのではなく、ノートやPCを使ってメモを取る形で振り返ることを推奨します。
記録に残すことで後々振り返りを確認しやすくなるだけでなく、自分の考えたことが可視化され、客観的に振り返りをすることができます。

また、面接の反省だけではなく、面接で聞かれた質問と自分の答えも簡単にメモを取るようにしましょう。
選考を通過した場合、面接官のメモは次の面接官に引き継がれ、前の面接で聞けていないことへの質問や、気になったことへの深堀をされることがあります。面接の前には前回の面接で話したことを振り返り、自分の発言に齟齬がないようにしましょう。

振り返り後の対策

スクリプトの改善

面接を受けるにあたって、この質問を聞かれたらこう答えるといったざっくりした台本のようなものは考えているかと思います。ここではそれを「スクリプト」と呼ぶことにします。

振り返りによって気づいた課題をまとめ、スクリプトを修正します。
ここで注意したいこととしては、ESの内容と異なりすぎない程度に修正することです。あくまでも、ESを基本としてスクリプトを構成することをお勧めします。

声に出して練習する

いざ、文章で上手くまとめられたとしても、上手く声に出せなければ本末転倒です。スクリプトを修正したことによって、自分にとって言いにくい言葉が生まれたり、普段使わない言葉が現れたりすることがあります。よって、事前に声に出して練習し、発表に慣れておくことがとても重要です。

録画をしてみる

自分がどのような受け答えをしているのか、客観的に見直すのは難しいです。そこで、自分の面接練習の様子を録画して確認してみましょう。
そうすることで、分かりにくい部分や説明が長い部分など、自身が気づかなかった課題を見つけられることがよくあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

面接後に振り返りをすることで、面接官の表情や反応といった生の情報を基に改善することができるため、するとしないとでは大きな差がつきます。採用されるためには面接を通過する必要があるため、面接の振り返りと改善を続けることで大きく内定に近づくことができます。

ここで紹介した振り返り方は、あくまでも一例です。自分なりの振り返り方を見つけ出し、より良い面接の受け答えが出来るようになることを祈っています!

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