面接の新しい形式 オンライン面接のポイントをご紹介
現在、就活の面接では新しい形式としてオンラインで面接を行う企業が増えています。
オンライン面接とは、名前の通り面接を対面形式ではなく、ZoomやGoogleMeetなどのアプリを使ってリモートで行う面接です。
オンライン面接は新型コロナウイルスの影響もあり、2020年頃から取り入れる企業が急激に増えたため、対策をするうえでの情報や、先輩などからアドバイスを聞くことがなかなか難しく、オンライン面接でどのような点に気をつければ良いかが分からない学生の方も多いはずです。
今回は就活におけるオンライン面接について、面接の準備段階から面接中の中でどのような点に気をつければ良いかといったポイントをご紹介します。
これからオンライン面接を控えている方や、オンライン面接で抑えるべきポイントを知りたい方などはぜひこの記事を参考に対策を進めてみてください。
オンライン面接で最も重要なことは事前準備
オンライン面接の対策を行ううえで、最も大切なことは、対面形式の面接で伝わる方法をオンライン面接でも伝わるように、準備、対策をすることです。
オンライン面接では対面形式に比べ、コミュニケーションによって伝わる情報が制限されます。
対面だと自分自身をアピールすることができたはずが、オンライン面接だったために、伝えたいことがうまく伝わらないことは避けたいはずです。
面接の形式は学生が選べるわけではありませんが、面接の条件はどの学生も同じなので、オンラインでも対面でもどちらでも対応できるように、オンライン面接を行ううえで重要なポイントは事前に抑えておきましょう。
次の章からはオンライン面接で重要になるポイントを面接前、面接中の2つに分けてご紹介します。
オンラインでの面接を直前に控えている学生の方は、面接を行う前のチェックリストとしてもぜひご活用ください。
オンライン面接のポイント~面接準備編~
服装・背景
対面での面接だけでなく、オンライン面接でも服装は重要です。
オンライン面接では基本的には自分の上半身しか写りませんが、全身がカメラに映る場合を想定し、面接に向けて気持ちを引き締めるうえでも、基本的には対面での面接と同じく上下スーツを着用し面接に臨みましょう。
そして、画面の向こうにいる面接官により良い印象を与えるためにも、髪型や服装などの身だしなみの整え方について「好印象を与えよう!就活における「身だしなみの整え方」について男性・女性ごとに解説します」にて詳しく書かれていますので、ぜひ参考にしてください。
また、面接をする際の背景にも気をつけましょう。
カメラ越しに部屋が見えてしまい、私物などが散らかっていると面接官が抱く印象は悪くなってしまいます。
面接をするときは背景に物が映らないように配慮をし、出来るだけ白無地、もしくは明るい場所を選ぶようにしましょう。
通信の確認
オンライン面接を行う前に、事前にZoomやGoogleMeetなどのアプリを使ってみることをお勧めします。
面接当日にアプリを初めて使う場合では、本番でトラブルが起こったときに対処できません。
また、通信環境についても事前に確認しておきましょう。
ネットの回線が遅いと、相手や自分の音声や画面が途切れることが多くなり、トラブルの原因になりかねません。
オンライン面接を行ううえで、必要な通信速度は10Mbps〜20Mbpsとされています。
通信速度を調べる場合は、インターネット回線の速度テスト | Fast.coで確認できるので、自宅のネット環境に不安がある場合は、事前に通信速度を調べ、インターネットの速度の早い場所を調べる、有線LANを準備する、といった対策をしましょう。
自分の映り方や声のトーンを確認する
画面越しでの自分の映り方や、声の大きさなども事前に確認しておきたいポイントの1つです。
自分自身が画面越しにどのように映っているかや、自分の声が適切かといったことは自分自身では確認することが難しく、使用するデバイスの性能によっては、画質が悪い場合やマイクの声が聞こえづらい場合があり、そのことに面接中に指摘されてもなかなか直すことは難しいです。
そのため面談を行う前に、カメラやマイクの設定に問題がないかや、自分の顔がどう映っているのか、声のトーンがどう聞こえるのかを友人やキャリアアドバイザーの方など第三者に確認してもらい、問題なくオンライン面接が行える環境であるかを確認してもらうのが良いでしょう。
オンライン面接のポイント~面接中編~
面接中はゆっくり話すことを意識する
面接の質問には約1分ほどで回答するのが一般的ですが、聞き手側からすると回答の内容を1回で全て理解するのは意外と難しく、オンラインでの面接では対面以上に話し手側の話は伝わりにくいです。
面接では自分の考えやアピールポイントが相手に伝わらなければ、正当な評価をしてもらうことができません。
そのため、オンラインで面接を行う際には、よりゆっくりと話すことを心がけましょう。
また、文章の区切りで1呼吸おいて、間を取ることも話のテンポや自分自身を落ち着かせるうえで効果的です。
カンニングペーパーは見ないようにする
オンラインで面接を行う場合、事前に質問の回答を書いておき、パソコンの裏などに用意しカンペとして利用するケースが多いようです。
カンペを利用することで、事前に準備した内容を間違えずに伝えることができるというメリットはありますが、カンペを見ることによって、目線がカメラから外れたり、不自然な挙動は面接官に伝わってしまいます。
また、カンペに頼って回答をしていると、最終面接などで対面式での面接になったときにスムーズに答えられなくなってしまうので、就活全体を考えたときにも対面と同じ条件で慣れておくことは重要です。
用意した回答を間違えずに伝えることも大切ですが、面接官との会話によるコミュニケーションを考えたときに重要になるのは、相手の目を見て、オンラインの場合ではカメラを見て話し、常に目線が会うことを意識しましょう。
しかし、カンペを見ないと、事前に用意してきたことを間違えずに話すことができるか不安だという学生の方もいると思います。
その場合は、回答を全て暗記しようとせずに、全体の構成ごと、そしてその中で絶対に言いたいキーワードを覚えるようにしましょう。
例として、質問に対しての回答の構成が
結論→理由→具体例→結論(締め)
となっている場合、各構成でどのようなことを話すかを覚えておき、さらに最後の締めで「目標に向かって努力する大切さ」を必ず伝えたい場合は、キーワードも覚えておくことをお勧めします。
質問に回答するときに、毎回一言一句同じ回答をする必要はなく、むしろ文章を丸暗記すると気持ちの強弱や声のトーンに意識が向きづらくなります。
トラブルが起こっても慌てず、状況を伝える
オンラインという形式上、入念に準備をしても本番中にトラブルが起こることは避けられない場合があります。
そのため、事前の準備も重要になりますが、面接中にトラブルが起こり、通信が途切れた場合や面接が中断された場合にどのように対応するかの想定、準備をしておくことも同じように重要です。
企業側も通信が途切れて会話が途切れてしまうことは想定しています。
もう1度聞き直すことを遠慮して、その後の会話がうまくいかなくなる方が、面接官の評価は下がってしまうため、面接中にトラブルが起こったとしても慌てず、どの部分まで聞き取れなかったかや、どこで途切れたかを冷静に伝えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はオンライン面接について、事前の準備段階から面接中のポイントについてまとめましたが、
人によって対面とオンラインで好きなスタイルはあると思います。しかし、社会人になってからも、オンラインで会議やミーティングを行う機会が増えることが想定されるので、学生のうちに使いこなせるようになると社会人になっても困りません。
本番の面接でのトラブルをなるべく避けるためにも、事前の準備はしっかりするようにしましょう!
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