【就活生必読】自己分析の進め方を解説！行うメリットと具体的なコツも説明

就職活動において、自己分析は不可欠なプロセスです。これは機械・電気選考の学生だけでなく、すべての就活生に求められます。
しかし、就職活動を始めるまで自己分析をする機会は少なく、初めてこの言葉を聞く方もいるかもしれません。

今回は、なぜ自己分析が重要なのか、そして具体的なやり方についてお伝えします。

自己分析とは

自己分析とは簡単に説明すると、「自分自身のことをよく知ること」です。

自己分析とは、自分の特性・長所・短所、そして何に喜びややりがいを感じるかといった価値観を言語化する作業です。

明確な定義はないため、自己分析の進め方や深さは人によって異なります。

なぜ自己分析が必要なのか？

自己分析は就活においてとても重要ですが、面接やESで「自己分析をしてください」という課題が出るわけではありません。ではなぜ自己分析が就活で必要なのでしょうか？
自己分析を行うべき理由は大きく分けて2点あります。

面接やESで自分をアピールしやすくするため

企業は、学生がどのような人物か深く知るために、エントリーシートや面接で様々な質問をします。

自己分析をしっかり行えば、「志望動機」「あなたの強み」「学生時代に最も努力したこと」といった頻出の質問にも、説得力のある答えを用意できます。

これにより、企業側はあなたのことを深く理解でき、自社との相性を判断しやすくなるでしょう。

自分に合う会社を見つけるため

就職活動で自分に合う企業を見つけるには、企業研究だけでなく自己理解も欠かせません。

「やりがいのある仕事がしたい」「自分のやりたいことを実現したい」といった基準はよく耳にしますが、その内容は人によって様々です。自分がどのような働き方を望むのか、何を大切にしたいのか、自分の価値観を明確にしておくことが重要です。

また、自己分析で将来の自分を具体的に思い描くことは、企業のビジョンがあなたの理想像と一致するかを判断する手助けとなります。自分の価値観と企業の方向性が合致していれば、入社後のミスマッチを防ぎ、充実したキャリアを築けるでしょう。

自己分析のやり方

自己分析には決まった方法は存在しないので、独自のやり方で自己分析を行っても問題はありません。

しかし、「何から手をつけていいかわからない…」という学生も多いでしょう。そこで、ここからは代表的な手法をいくつか紹介します。

①自分史を作り、自分の過去を振り返る

自分自身を深く理解するためには、過去の経験を振り返ることが非常に有効です。
これまでの人生を振り返ると、印象的な出来事やエピソードがいくつかあるはずです。その時の自分の行動や感情を書き出してみましょう。

多くのエピソードを書き出すことで、自分がどのようなときに喜びを感じるのか、どんな状況で頑張れるのかなど、共通のパターンが見えてくるはずです。

過去を振り返るときのポイント

自分の気持ちや行動の理由を書き出す際は、「なぜそう思ったのか？」「なぜその行動をとったのか？」と何度も自問自答することが大切です。

深く掘り下げることで、自分が何を大切にしているか、どのような価値観を持っているかが見えてきます。

こうして得た自己理解は、企業選びの明確な指針となるだけでなく、面接での回答に説得力を持たせます。たとえばグループ面接中に他の学生と似たような回答になったとしても、その内容に厚みがあるため、他の就活生と差別化を図ることができるでしょう。

②家族・友達に自分を分析してもらう（ジョハリの窓）

自己分析の方法として有効なもう一つの方法が、自分以外の人に自分を分析してもらう方法です。

皆さんはジョハリの窓をご存知でしょうか？
ジョハリの窓とは、
①自分も他人も知っている特徴　
②自分は知っているが他人は知らない特徴　
③他人は知っているが自分は知らない特徴　
④自分も他人も知らない特徴　
の4つに自分自身を分類することでで、自分の長所や短所を知り、自己理解を深める方法です。

ジョハリの窓を作成するうえで、①と③は自分以外の人に分析をしてもらう必要があります。特に③は、自分では気づくことができなかった長所や短所を知ることができ、自分の可能性を広げることにもつながります。また、ジョハリの窓は、「自分が思う自分」と「他人から見える自分」の違いを確認できるツールでもあります。

このとき、自己分析を深めるには、親しい人に協力してもらうのが効果的です。

特に、自分のことをよく理解してくれている友人や、これまで成長を一番近くで見てきた両親などに頼むと良いでしょう。自分では気づかない一面を発見できるかもしれません。

③性格診断のサイトを使う

自己分析の方法として、性格診断サイトを利用するのも有効です。

質問に答えるだけで、10分から20分ほどで自分の性格を客観的に把握できます。

選考で企業が独自の性格診断を課すこともありますが、結果は確認できないことがほとんどです。そのため、事前に自分で診断を受けておくと、就職活動での自己分析ツールとして役立ち、企業の診断結果も予想しやすくなるでしょう。

「エムグラム」というサイトでは、10分ほどで性格を8つの要素に分類してくれます。自己分析のきっかけとして試してみてはいかがでしょうか。

参考：
https://mgram.me/ja/user/profiling/edit?d=13　(超精密診断　mgram)

ただし、性格診断は質問に答えるだけで自分の特徴を知ることができる便利なツールですが、その裏付けまでは示してくれません。診断結果の理由を自分で考えることで、より具体的に自分を理解できます。

また、選考の中で複数の性格診断を受ける際は、似た質問には一貫して同じ答えを選ぶことが大切です。気分や企業によって答えを変えると、診断が不正確になるだけでなく、面接や入社後のミスマッチにもつながります。

本当の自分を正しく知ってもらうためにも、質問には慎重に答えるようにしましょう。

まとめ

今回は、自己分析の重要性と具体的な方法についてお伝えしました。
就職活動では「やりたい仕事が見つからない」「どんな職種を選べばいいかわからない」と悩む方も多いでしょう。
もちろん、業界や職種を幅広く調べることも大切です。しかし、それ以上に自分の性格や価値観を理解した上で企業を探すことが、後悔のない選択につながります。その出発点となるのが自己分析です。

新卒入社者の約3割が3年以内に離職すると言われています。その主な原因は、入社前の自己分析や企業研究が不十分だったことによるミスマッチです。

入社後もいきいきと働き、充実したキャリアを築くためにも、自己分析を就職活動の準備としてだけでなく、あなたの人生を考えるきっかけとして捉えてみてください。

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