就活で大切なのは自分を知ること?理系学生の自己分析のやり方をご紹介

2022年11月6日 更新

皆さんは「自己分析」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

就活を始めたばかりの方でも言葉は聞いたことがあるという方が多いように、就活において、自己分析は欠かすことができないほど重要です。

しかし、自己分析という言葉は知っていても、具体的にどう進めていけばいいのでしょうか。。

今回は「理系学生の自己分析」に焦点を当て、自己分析を行う前にやるべきことや、やり方をご紹介します。

自己分析って何をすればいいのかよく分からないという方も、こちらの記事を読んで自己分析をやる意味や進め方を理解するのに参考にしてみてください。

自己分析を行う前に

就活の全体像を把握しよう

冒頭で就活には自己分析が欠かせないとお伝えしましたが、就活を始めるときにいきなり自己分析から始めるわけではありません。

ここでは1度就活の全体像を簡単にご紹介します。

就活の大きな流れとしては文系や理系に関係なく、

①「行きたい会社の選択肢/手札」を増やす
②「選択肢として挙げた会社の事を知って」その選択肢を絞る
③「その会社の選考を受け」、受かる

の3ステップです。

このうち自己分析が関係するのは②の選択肢を絞る段階と、③の選考を受けるときの2つです。
そのため自己分析を行う前に、まずはインターンや説明会へ参加するなどの業界研究、企業研究を行い、「行きたい会社の選択肢/手札」を増やすというところからスタートします。

とはいえ、理系学生の就職先の選択肢は幅広いのが実態です。

そのため、まずはその選択肢の全体像を知っておくことで、漏れなくその後の「選択肢を絞る」過程を進めることができるため、次に理系学生の就職先としての主な業界をご紹介します。

理系学生の就職先である主な業界を把握しよう

ここでは理系学生の方が就職先として選ぶことが多い業界をご紹介します。

これからご紹介する業界はあくまで、例年の傾向として理系学生が多く就職する業界であり、必ずしもここで挙げる業界に進む必要はありません。

そのため、これらの業界の中で自分が興味がありそうな業界のインターンや企業説明会に参加するなど、就活の選択肢を増やすきっかけとして参考にしてください。

素材系

化学・素材業界は名の通り、製品の材料である素材を扱う業界であり、業界全体を通して安定しているイメージがあることから、化学分野を専攻している学生のみならず、就活生に人気のある業界の1つです。

素材業界はさらに、鉄鋼、非鉄金属、ゴム、セメント、紙・パルプなど、金属系や非鉄金属、化学成分や自然素材など様々な分野に分かれていきます。

メーカー

メーカーとは、私たちの周りにあるモノ(製品)を生産する業界です。

その業種は機械や家電・電機、産業機械、精密機器、半導体、自動車、など多岐に渡るため、理系学生の多くが、専攻と関わりのある分野のメーカー企業を志望する傾向があります。

自身が携わったものが最終的に製品として作られる過程は、メーカー業界の最大の魅力と言えるでしょう。

エネルギー

エネルギーは大きく電力、ガス、石油の3つに分けることができます。

現在の私たちの生活においてエネルギーの存在は必要不可欠であり、このような社会インフラの根幹を担い、人々の生活の基盤となることがこの業界の魅力の1つです。

近年では再生可能エネルギーもエネルギー業界に含まれることから、今後もさらなる成長をが見込まれる業界と言えます。

この他にもエンジニアの中でもソフトよりで、様々な業界と関わりのあるIT業界などが理系学生の就職先として人気を集めています。

以上のように、実際に理系学生の就職先の選択肢は広く、一度の就活でそれらを網羅しながら進めていくことは難しいです。
自己分析をしておくことで、早い段階で自分が行きたい業界を絞ることができ、自分にあった就活を進めることができます。

就活における自己分析の意味、自己分析のやり方をご紹介

ここからは今回のテーマである自己分析について、なぜ就活で必要なのか、そして自己分析のやり方についてご紹介します。

なぜ就活で自己分析が必要なのか?

自己分析は就活においてとても重要ですが、面接やESで「自己分析をしてください」という課題が出るわけではありません。

ではなぜ自己分析が就活で必要なのか、ここでは自己分析を行う理由を2点ご紹介します。

自分に合った企業を見つけるため

就活では、最初のステップである選択肢を広げたその次には、それらの選択肢の中から自分に合った企業を見つけていくステップに移ります。

しかし、この選択肢を絞るというステップは、自分がどのような業界や職種に興味があるか、自分が企業に求めることは何か、といった就活の軸が決まっていないと、自分に合った企業を定めることができません。

この就活の軸をはっきりとさせるために行うのが自己分析であり、自己分析を行うことによって、どのような企業に就職したいかをより明確にすることができます。

企業に自分自身を伝えられるため

インターンや企業説明会では、企業側が学生に向けて、自社の特徴や求める人物像、福利厚生など、企業についてのプレゼンをします。

一方で就活が進み、ESや面接などの選考では学生が企業に対して質問に答える形で「自分の強み」や「学生時代に頑張ったこと」、「なぜその会社を志望するのか」といった自分自身のアピールが必要です。

企業に対して、自分自身がどのような人間なのか、また自分を採用することにどのようなメリットがあるのかを正確に伝えるためにも、自己分析を行い、自分自身を深く理解することが重要となるのです。

自己分析のやり方の例

ここからは自己分析のやり方について、いくつかの例をご紹介しますが、自己分析を行ううえで、正しいやり方が存在するわけではありません。

そのため、独自のやり方で自己分析を行っても問題ないです。
しかし、一般的な自己分析を行う方法は存在するので、今回は有名な方法をいくつかご紹介します。

自分の過去を振り返る

自分のことをより深く知るうえで、自分の過去を参考にすることはとても重要です。

過去を振り返ってみると、人生の中で印象的な出来事やエピソードがあると思います。その時の自分の行動や気持ちを書き出してみましょう。

たくさん書き出すことによって、自分がどのようなときに喜びを感じるのか、どのような状況だと頑張ることができるのかなどの共通点が明らかになってくるはずです。

このときのポイントは、1つの出来事に対して「なぜ」を繰り返すことです。

過去の行動や感情に対してなぜそのような行動をとったのか、なぜそのような感情になったのかを繰り返し問いかけることによって、自分自身の性格が分かってきます。

また、理系学生の方は専攻分野と就職先の業界の結びつきが強い傾向があるため、なぜその分野を学ぼうと思ったのかといった背景を考えてみるのも良いでしょう。

気になった企業の理由を探る

多くの学生の方は、就活の最初のステップである、「自分の可能性を広げる」段階で様々な業界や企業を知り、説明を聞くことになると思いますが、その中でも「この企業いいかも」と思ったり、「ちょっと気になるかもしれない」と思う企業が出てくるはずです。

この段階ではまだ自己分析をしっかりと行なっていないので、上記のような感覚や、企業に対してどのような印象を持ったかはメモをしておきましょう。

このような感覚的に企業に対してプラス、もしくはマイナスの印象を持つということは、自分の中に言語化ができていない、企業選びの軸が存在していることの裏付けがあると言えます。

そして自己分析をする際に改めて、なぜあの企業に良い印象を持ったのかを言語化してみることによって、今まで自分の中で抽象的だった就活の軸を明確にすることができます。

第3者に自己分析をしてもらう

自己分析は必ずしも自分自身で行う必要はなく、第3者にあなたの「性格は〜です」と分析してもらうのも方法の1つです。

自分自身は気づいていない、性格や短所、長所に周りの人は気づいている場合があるため、新たな気づきを得る可能性があります。

このとき、自分の分析を頼む相手は、なるべく親しい人が望ましいです。自分よりも自分のことを知っていると思える友人や、よく相談をする人、または今まで成長を間近で見てきた両親などに頼んでみると良いでしょう。

また、自己分析に性格診断サイトや自己分析ツールを使うのも方法の1つです。

「就活 自己分析 ツール」などと検索すると、簡易的なものから本格的なものまで様々な自己分析ツールが出てきます。

このようなツールで出てきた結果を元に過去の体験などの裏付けを考えることによって、自己分析がやりやすくなるため、自己分析で何をやればいいか分からないという方などは、まず最初のステップとして使ってみることをお勧めします。

自己分析が終わったら

自己分析をもとに選考を受ける企業を絞ることができたら、最後はその企業の選考対策をして内定を目指すことになります。

先ほどもご紹介したように、選考時に聞かれることは「あなたについて」です。

そのため選考に向けて、自己分析で分かった自分自身の性格、特徴を正確に相手に伝えるためにはどのような文章、面接での答え方をしたらいいかに焦点を当て対策をしていきましょう。

まとめ

今回は自己分析の必要性と、やり方を中心にご紹介をしました。

社会人経験がない学生の皆さんが、数多くある企業の中から自分に合った企業を見つけ、内定を獲得することは大変だと思いますが、結局は自分に合った企業を見つけるためにはまずは自分自身を知ることが重要であり、そのために行うのが自己分析です。

新卒として就活に臨めるのは人生で一度きりです。

入社後も自分の力を最大限に発揮でき、働きやすいと感じられる企業を見つけるためにも自己分析で、自分自身の理解を深めていきましょう!

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