学業と就活で忙しい理系学生のために、効率的なwebテスト対策を紹介します

2022年11月6日 更新

webテストは就職活動における選考の1つで、能力・性格面から学生の適正を測るための試験です。
ES提出時点などの選考の初期段階に実施されることが多く、面接やグループディスカッションの前の足切りとして使用されることが多いです。

この記事では、webテストの分類や受験方法の違い、対策方法について説明します。
webテストの概要を知ったうえで、効率的に対策を進めていきましょう。

webテストの種類

webテストは、SPI・玉手箱・TG-WEBなど種類によって難易度や特徴に差がありますが、共通して言えるのは「能力適正テスト」と「性格適性テスト」の2つのテストから構成されているという点です。
それぞれの概要を紹介します。

能力適正テスト

このテストでは、学生の学力の測定を行います。
言語分野と非言語分野に分かれていて、言語分野では語句問題や長文読解が出題され、非言語分野では確率や集合の問題が出題されます。

1つ1つの問題をじっくりと解く能力よりも、限られた時間の中で多くの問題を正確に解く能力が求められています。

性格適性テスト

このテストでは学生の性格を測ることで、職種や企業と性格が合っているかを確認したり、ストレス耐性の確認をするために行われます。

テストの内容は心理テストのようなもので、自身の性格に関する質問に対して「あてはまる・どちらかといえばあてはまる・どちらかといえばあてはまらない・あてはまらない」の中から答えを選択するような問題が、一般的に出題されています。

回答に矛盾があると「嘘をついている」とマイナスの評価をされてしまう事があるので、自分をよく見せるために嘘をつく事はやめましょう。

webテストの受験方法

webテストは、自宅で受験する場合と、テストセンターの会場で受験する場合があります。
それぞれの概要と注意点を説明します。

自宅で受験する場合

自宅で受験する場合、企業から送られてくる受験用のURLをPCで開き、テストを開始します。

指定された期間内であれば、好きな場所で好きな時間に受験できるというメリットがある一方で、受験途中でPCが落ちてしまうなど、トラブルが起こりやすい受験方法でもあります。
テストごとに指定されている動作環境を整えたうえで、受験をするようにしましょう。

テストセンターの会場で受験する場合

テストセンターで受験をする場合、予約サイトの案内が企業から届き、事前に会場と時間を予約する必要があります。

試験会場には受験用のPCから、筆記用具や計算用紙など、受験のための環境が整っています。
予約の時間に遅れてしまうと、予約の取り直しになる場合があるので、時間に余裕を持って会場に到着しましょう。

webテスト対策

就活と学業で忙しい中でwebテスト対策を行うために、対策をするべき時期や、対策方法についてご説明します。

webテストは、遅くても就活情報が解禁される予定の3/1までに対策を行いましょう。
就活情報解禁の3/1以後はエントリーシートの提出、面接対策とやるべきことが多く、webテストの対策になかなか時間を割くことができません。

対策を始めるのは早いに越したことはありませんが、遅くても情報解禁の1ヶ月前の2/1までには対策を始めることを推奨します。

完璧に解けるようになる必要はもちろんないので、まずは平均的な正答率である6割を目指して、以下の方法でテスト対策を行いましょう。

また、webテスト以外の選考も含めた就活のスケジュールについて「理系学生の就活スケジュールのイメージしよう 時期ごとに必要な対策をご紹介」にて詳しく書かれていますので、スケジュールのイメージができていない方は参考にしてください。

問題集で勉強する

出題される問題の全体像を掴むためにも、まずは参考書を使って勉強を行いましょう。
SPIや玉手箱など、テストの種類ごとに問題集がありますが、まずは実施企業数の多いSPIから勉強を始めましょう。

問題集を使って勉強をすることで、webテストを実際に受験する際には分からない「自分が間違えるポイント」を把握することができます。

まずは問題集の各パートを少しずつ解き、自分が理解できていないポイントの把握を行ったうえで、そこを重点的に復習することで対策をしましょう。

実際に受験する

問題集で勉強をするだけでなく、実際に受験してみるのもオススメです。

テストの結果を知ることはできませんが、実際に受験をすることで試験に慣れることができますし、なにより「どのくらいの手応えだと受かるのか」という感覚を身につけることができます。

実際に受験をすることで、自分の力量を把握することができ、就活解禁までにどれだけ対策が必要かが分かります。
インターンシップ選考や早期選考で受験できるwebテストを利用して、事前に試験を経験してみましょう。

志望する企業のテスト情報を知る

志望度の高い企業がどの種類のwebテストを実施するかを把握することで、事前に対策を行うことができます。

身近に選考を受けたことのある先輩がいない場合は、「みん就」や「ONE CAREER」といった就活口コミサイトで確認をしましょう。

可能であれば、テストの種類だけでなく、どの程度のラインをボーダーにしているかまで把握しましょう。
ボーダーと現状の差を知ることで、対策に必要な時間を把握することができ、計画的に対策を進めることができます。

また、企業によっては、インターンシップの選考でもwebテストを課しており、問題は違えど同じ種類や形式を本選考でも課す企業もあります。

志望度の高い企業のインターンシップ選考でのwebテストを通過している場合は、本選考に向けてwebテスト対策の優先度を少し下げるなど、就活の進め方も変わってくるため、積極的に受けるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

企業は効率的に学生の絞り込みを行うために、選考の中でwebテストを行います。

webテストは「能力適正テスト」と「性格適性テスト」から構成されており、主に対策が必要なのは「能力適正テスト」です。

時間制限内にできるだけの多くの問題を正確に解けるようになるために、言語分野、非言語分野それぞれにおける自分の苦手を事前に把握し、問題集で対策を行いましょう。

問題集による学習と並行して、実際にwebテストを受験することもオススメです。

就活解禁までに対策をするために、インターンシップ選考や早期選考を活用してwebテスト対策を進めていきましょう!

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